トレーニングとしてシャドーボクシングの有効性
シャドーボクシングとは、目の前に相手がいることを想定して行うボクシングのトレーニングのひとつです。
ボクシングのトレーニングとしても重要な意味がありますが、ストレス発散などにもつながるため、日常生活の中に取り入れてみるのもいいでしょう。
他の競技のパフォーマンス向上にも役立てられるのは、前腕筋群鍛えられるためです。
ボクシングの気分を味わいながらも、やり方を理解しておくと高い効果を得られるトレーニングとなります。
怪我の心配が少なく消費カロリーが高い
シャドーボクシングでは重要なことは、相手がいることを想定しなければいけません。
どこへパンチを繰り出すのか、むやみやたらに腕を振り回せばいいわけではないからです。
相手の顔や体が想定できる位置にパンチを打つ。
怪我をしないためにも重要なポイントなのです。
シャドーボクシングをすると、腕をしっかりと振って行きます。
体内に熱がこもりやすくなり、背中などにある褐色脂肪細胞が熱変換を始め、外に放出してくれるのです。
この効果によりダイエットに役立つことが分かっており、ボクサーサイズなどに取り入れられていることもあるでしょう。
消費カロリーの高さもポイントです。
体を大きく動かし筋肉を使うため、スクワットやジョギングにも負けない高い効率を持っています。
一般的に10分のシャドーボクシングを行うと、10分のジョギングよりも消費効率が良いことが分かっているのです。
もちろん、スクワットも大事なトレーニングですが、ダイエットを考えるなら一緒に取り入れていったほうがいいでしょう。
実際に広い場所が必要なわけでもなく、外に出なければいけないわけでもありません。
コロナウイルスの影響で外出できない昨今でも、十分に役立つトレーニングになるでしょう。
シャドーボクシングの場合怪我をしにくいことも重要です。
何か強い負荷をかけるような器具を使うわけではありません。
つまずいて転ぶようなこともないのです。
体の筋肉を動かすリハビリにも活用できるため、安心してトレーニングできるのも特徴といえるでしょう。
シャドーボクシングのやり方
一人でシャドーボクシングをする時には、まずは両足でしっかりとたち、右足を40cm程度下げます。
右足のかかとを少しだけうかし膝を曲げるようにし、右の拳は顎の横に、肘は腹の横に付けましょう。
左手は肘を90°に曲げ目の高さに拳を構えます。
初めは左ジャブを打つようにまっすぐ伸ばし、肩は顎の横につくような感じに打ちましょう。
何も強いパンチを打つ必要はないのでゆっくりと動かしてきます。
次に腰を回転させながらジャブを打つように動かします。
肘は伸ばし切るのではなく少し曲がった状態を維持するのがポイントです。
その時には拳は内側に回転させるイメージを持つと、筋肉が動きやすくなります。
右手はストレートになるため、真っ正面の相手をまっすぐ射抜くイメージです。
腰を一緒に回転させてを前に出すイメージにすると良いでしょう。
左手は必ず顎の横に持ってきます。
これをゆっくりと何度も繰り返してくるがシャドーボクシングですので、日ごろの運動の中に取り入れていきましょう。