前腕筋とは
前腕筋は様々な筋肉が集まり構成している筋肉群のひとつです。
手首から肘が辺りにある筋肉の集合体のことで、「腕橈骨筋」「回外筋」「浅指屈筋」の三つに分けることができます。
この三つは別々の役割を持っており、手の動きを色々とを作り出すために使われている筋肉です。
手を握ったり、開いたりするためにも使われますし、ひじ関節を動かすための筋肉にもなります。
複雑な動きを作り出すために大事な筋肉であり、スポーツトレーニングとしてとても重要な役割を持つのです。
実際に鍛えるのは簡単な部分ではなく、筋肉を理解していかなければいけません。
うまくトレーニングができれば、競技のパフォーマンスを高められる大事なポイントになるのです。
前腕筋を鍛える意味
前腕筋を鍛えることにより、手首にかけてしっかりとした筋肉がつきます。
上腕二頭筋がよく知られていますが、腕の太さを感じるのは実は前腕筋の方なのです。
前腕筋が鍛え上げられていくと、手を動かす動きにも影響を与えます。
スポーツの中でも握力を付けられるのは、多くの競技にメリットをを垂らしてくれるのです。
日頃からトレーニングしていかなければ、握力は向上していきません。
意外と鍛えるのが難しい場所だということが分かるでしょう。
なかなか握力がつかない人も、前腕筋を意識すると違いが出てくるのです。
握力がしっかりとついてくると、他のトレーニングにも影響を与えます。
例えばダンベルやバーベルを握るとしても、握力がなければ重さを上げられないはずです。
自分の力がついてこないことが影響を与えているのはすぐに気がつきます。
これは前腕筋の力が弱いためで、トレーニングを高められない状態になるのです。
前腕筋が少ない中で強度の高いトレーニングを繰り返せば、当然怪我をする可能性も高まります。
同様に競技のパフォーマンスを向上させるためにも役立つのです。
実は腰痛予防にも重要な意味があります。
何か物を持つ時に、前腕筋の力が弱いと、腰に負担をかけてしまうからです。
この状況を抑えるためには前腕筋を鍛えると効果があります。
腰痛がひどい人は、一度トレーニングを考えてみると良いでしょう。
前腕筋の鍛え方
前腕筋を鍛えるためには色々な方法が使われてきましたが、リストカールなどはよく知られている方法です。
ダンベルを軽く持って、前腕部分を太ももにぴったりとつけます。
後は離れないように注意しながら手首だけで巻き上がるようにしていくだけです。
ゆっくりと動かすことが大切で、動作を何回も繰り返していくトレーニングになります。
このようなトレーニングではちょっと難しいと思う人はタオルを使ってみると良いでしょう。
しぼるだけの方法です。
学校の部活などでも取り入れられることがありましたが、雑巾を絞るという動作が前腕筋を鍛えてくれます。
ついては手首をひねる意識ではなく、握力の限界を感じながら絞ることです。
両手を使って絞りますが、手首は腕の方に引きつけてしまうと怪我をするため注意しましょう。
こうしたトレーニングは簡単にできますが、どうしても強度を上げすぎて怪我をしやすい問題も抱えます。
痛みや違和感を覚えた時には、すぐに接骨院などで診察を受けましょう。