怪我の予防と栄養素
アスリートにとって怪我は避けられない部分があります。
体に強い負荷がかかり、すべての怪我を防止できない以上、どのように予防していくのかがポイントです。
丈夫な体を作るのが大切ですが、疲労をためずに回復できる状況も必要になります。
そのためには食生活が重要であり、日々の中で工夫して取り組んでいかなければいけないでしょう。
栄養素としてみたときには、体を作り上げているたんぱく質は重要ポイントです。
さらにビタミンAやビタミンC、ビタミンEなども必要になります。
ミネラルも含め、疲労回復に必要な栄養素絵あり、これらをバランスよく摂取することが求められるのです。
食事の重要性
アスリートに求められる食事も考えてみる必要があるでしょう。
たんぱく質に偏重していてもいけません。
いかにバランスをとるのか、エネルギーも考えることが大切です。
もちろん、どのような競技なのか、エネルギーの消費によっても違いますが、たんぱく質とミネラル、ビタミンはバランスよく摂取するのがポイントになります。
さらに年齢と性別、体の大きさによって変化させなければいけません。
ですが、1日3回の食事は基本であり、主食や主菜だけではなく、汁物や副菜なども含め栄養のバランスをとる必要があるのです。
練習の前後での栄養補給
練習の前後で栄養を取るのも大切です。
練習の前に栄養を摂取すると、集中力や判断力を高めます。
摂取してもすぐに栄養になるわけではないので、開始前1時間から2時間を目安としましょう。
エネルギーになりやすいおにぎりや肉まんなどは有効です。
飲み物も並行して摂取する必要があり、牛乳やオレンジジュースが好まれます。
ただし、食べ過ぎや飲み過ぎは逆効果です。
トレーニングの後もエネルギーが必要になるため、できるだけ早く水分を摂取します。
疲労回復を早める効果がありますが、軽くエネルギー補給できる程度にするといいでしょう。
水分補給に関していえば、体重に対して3%の水分量が失われるとパフォーマンスが落ちます。
体温調節もできなくなる問題を抱えるのです。
トレーニング開始前の2時間程度前には、コップ2杯程度の水を摂取しておきます。
トレーニング最中ものどの渇きを覚える前に、こまめに水分補給するといいでしょう。
ある程度冷やしておくと飲みやすくなり、体温調節もしやすくなりますが、糖分や電解質もとれるものを選ぶのがポイントです。
あまりに冷えすぎてしまうと、基礎代謝を下げる結果ともなるので注意しましょう。