スポーツの世界の多様性と指導者

誰でも参加しやすい環境を作る


スポーツの世界では、さまざまな選手がいます。
多様性があることが当然なのであり、SOGIに関する知識も求められるようになりました。
それぞれを認め、尊重する姿勢が求められるように変わってきたのです。

組織として、参加しやすい環境づくりも必要になりました。
当事者の性自認を尊重していかなければいけません。
これは指導者にも求められる部分であり、性別を決めつける言動などには十分に注意しなければいけないでしょう。
これまでであれば、男女に分けるという方法が取られましたが、これも不用意に行うべきではありません。
本人の希望なども聞き入れ、生物学的判断だけで決めてはいけないのです。

なによりも性的指向に対する嫌悪を排除していかなければいけません。
指導者が明確にすることにより、環境は大きく変わります。
誰でも安心してスポーツができるようにするためには、こうした差別に対する明確な姿勢が大切なのです。

相談を受けたら


人によってニーズが異なるように、指導者に相談してきた相手に対して、どのように対処するのかも大切な認識です。
大切なことは具体的に把握することにあります。
なにをしてほしいのか、どの程度の距離まで対応してほしいのかなど、具体的に把握して対応を検討するのです。
その理由はなぜか、そこを考えなければいけません。
当事者として相談したいほどの悩みを抱えています。
その悩みを解決する糸口を見つけたいと思っているからこそ、相談している現状を忘れてはいけないのです。

次に大事なことは、この相談を不用意に他人に伝えないことにあります。
これをアウティングと呼びますが、本人の同意がないまま関係者に伝えてしまえば、大きな問題を作るかもしれません。
すべての人が解決することを望んでいるわけではありません。
一人で抱え込んでおり、辛いから相談しているケースもあります。
相談を受けた人がすべて解決しなければいけないわけでもないのです。

相談を受けたら、必ずどこまで話すべきか確認してください。
本人と話をしながら確認が大切なのです。
プライバシーにかかわる部分として必ず守ってあげなければいけません。

いろいろな選手がいる


日本の競技全体を見ても、LGBTの人たちは3~8%入ることが明らかになっています。
誰が当事者なのか、見た目で判断できるわけでもありません。
いろいろな選手がおり、何か遠いことではないことを理解する必要があるでしょう。
見に来てくださっている人や運営側の人にも当事者はいるのです。
それを理解して、選手の指導や育成もしなければいけません。