スポーツのトレーニングにおいて、体幹を鍛えることが推奨されるようになりました。
では、体幹とは何かといった時に、正確に答えられるかどうかは、また別問題です。
体幹とは、姿勢を作るための筋肉です。
これが全てを表していますが、立つにしても歩くにしても、しっかりとバランスをとって姿勢をとらなければいけません。
そのために必要な筋肉の総称が体幹です。
一つの場所ではないのです。
体にある筋肉の中でもでも大きな体積を占める体幹は、様々な筋肉に分かれています。
背中の中央部にある脊柱起立筋やお腹にある腹直筋、腹斜筋も体幹に属する筋肉です。
どの筋肉も、体のバランスをとり姿勢を維持するためには、欠かすことができません。
重心を取ることを考えると、体幹は必要不可欠な存在です。
姿勢を正すために体幹が使われますが、正しい姿勢をとるということ自体が重心を崩さないように維持するところに繋がります。
体の軸を安定させられるようになり、どのような姿勢でも崩れなくなるのです。
単純に立ったり座ったりしているだけではなく、走る時の姿勢も体幹が関わってきます。
体幹を鍛えることにより、力がスムーズに伝達し、足が速くなることは珍しいことではありません。
筋肉が力を発揮する源であるのなら、正しい姿勢を取り、その力を正しく伝えていくことが必要になるのです。
そのためには姿勢が安定する必要があるでしょう。
体幹を鍛えるトレーニングは色々なものがあります。
特別な器具を使わずにできるトレーニングが多く、普段の生活の中に取り入れていくことも可能です。
家庭の中のような狭い空間でもできるトレーニングがあり、日常的に取り入れていくと徐々に変化します。
日々鍛えたからといって、突然大きな違いが生まれてくるようなものではなく、日々の積み重ねによって初めて出来上がるのが体幹です。
逆に捉えれば、ゆっくりとトレーニングを日常化していくことにより、バランス感覚も研ぎ澄まされて行きます。
実際にプロのスポーツ選手でも、体幹トレーニングを意識するようになり成績が変わった例はいくらでもあります。
怪我をしないような体の構造を作るためにも、体感は役立つのも忘れてはいけません。
バランスをとりやすくなり、無駄な力も少なくなります。
転んだりしなくなるというのも、体幹がしっかりし投資バランスをとっているからです。
体勢が崩れにくくなるという意味では、無駄な力が入らなくなり、疲労の蓄積も下がるのですから、トレーニングの中に取り入れていくべきでしょう。
スポーツだけではありません。
年齢を重ねるごとに、衰えてしまいがちな筋肉の中でも、体幹の重要性は高まります。
転んでしまうようなことを避けるだけではなく 、年齢からくる体の衰えを軽減し、姿勢を維持するというところでも体幹は役立つからです。