体をつくる生活

■アスリートの体をつくる普段の生活

アスリートとして体を作るためには、様々なことを意識していかなければいけません。
短期間で体が作り上げられるわけではないため、普段の生活から意識改革を進めていかなければいけないからです。
特に短期間で体重を落とそうと思ったり、筋肉をつけようとしたりすれば、どこかに歪みが生じます。
これがリバウンドのもととなるため、長期的な目標を立てて行動していかなければいけません。
目標となるのが、試合など本番です。
この時点にピークを持ってこなければ、これまでのトレーニングは意味がなくなってしまいます。
トレーニングの内容に関しても、うまくコントロールしながら、習慣づけができるように変えていく必要があるでしょう。

習慣づけをする中で、睡眠のバランスも大切です。
トレーニングばかりに集中していると、睡眠時間を削るようなことも出てきますが、これは効率を落とすため避けなければいけません。
睡眠時には、筋肉も成長させてくれる成長ホルモンが分泌されやすくなります。
肌のゴールデンタイムと呼ばれている夜10時から翌朝2時あたりまでの時間に良質な睡眠をとっていることが大切なのです。
良質な睡眠をとるということで、夜10時に寝ればいいというわけではありません。
睡眠を開始してから1時間後あたりまで、なかなか深い睡眠に入れない状態となるため、9時あたりには寝ていることが重要となるでしょう。
睡眠不足によるネガティブな要素を持ったホルモン分泌も始まってしまうので、睡眠のバランスは心がけておかなければいけません。

生活の中でストレスを溜めてしまうのも良くないことになるでしょう。
無理な減量やハードな筋トレをしていると、ストレスが溜まりやすいのは確かです。
このストレスは血行を悪くするもととなるため、常に改善できるような体制を作らなければいけません。
だからといって、ストレス発散に食べ過ぎたりすれば、体を作る上でマイナスになります。
自分の好きなことでストレス発散できるのが一番ではありますが、トレーニングと相反する状態にならないように注意しながら生活する必要があるのです。

学生のアスリートにはあまり関係ありませんが、お酒はトレーニングにはマイナスになると思った方がいいでしょう。
筋肉を分解するコルチゾールと呼ばれるホルモンが分泌されやすい状態となるため、せっかくトレーニングして育てた筋肉が減ってしまう可能性があるからです。
これでは効率的なトレーニングにはつながらないでしょう。
お酒を飲む時は何か他のつまみも取るため、脂質が増えてしまう可能性も高いのです。
体を絞り込んでいても、そのぶん負担を増やす結果となるため、飲酒は出来る限り控えなければいけません。