入浴後はどのように過ごすべきか

■トレーニングは入浴後も大切

トレーニングした後に入浴するのは気持ちのいいものです。
しかし、筋トレなどハードなトレーニングの後では、体の炎症を広げてしまう問題も抱えます。
筋肉の状況と温度をうまくコントロールし、効率よく使わなければいけません。

入浴後の運動という部分も重要になってきます。
アスリートとして、入浴すると自分のスイッチが切れてしまう人もいますが、体の状況を考えれば逃すのはもったいないのです。
体が温まり新陳代謝も上昇している状態の中、急激なトレーニングは必要ありません。
体温も上昇し精神的にもリラックスしている状態のため、ストレッチなどで体を伸ばし柔軟性をつける方向性が良いでしょう。
柔軟な筋肉に変化させることにより、怪我の防止にも役立ちます。
ストレッチで体を作るのは、今後のトレーニングにも大きな影響を与えるため、スケジュールの中に組み込むことが大切です。

入浴後には、実は有酸素運動するのもピッタリの条件がそろっています。
せっかく汗を流したのにトレーニングしたくはないと思うかもしれませんが、体が温まった状態となり、燃焼もと酸素ではなく脂肪に変えやすいタイミングだからです。
このウォーミングアップの時間を短縮するために入浴するというのも一つの方法で、短時間で有酸素運動の効果を引き出せます。
もちろん、体力の低下などと相談しながら行わなければいけませんが、他のトレーニングと組み合わせ、うまく活用できれば効率のいい方法になるでしょう。

体を動かしたくないという人は、イメージトレーニングをだけでも効果が挙げられます。
精神的にリラックスしている状態のため、ポジティブに考えやすくなるのです。
この時間は入浴後だいたい30分程度まで続くといわれており、試すには絶好のタイミングとなるでしょう。
ネガティブな考えばかり頭を巡っている時には、リラックスした状態のため何も考えないようにするのも方法です。

もう一つ押さえておかなければいけないポイントは、入浴後にはエネルギーの消費が早くなるため、食事なども考えなければいけない点です。
筋肉の成長を促すためにも、疲労を回復するためにも栄養が必要になります。
体を空の状態にしてしまうと、回復できるタイミングも失うため、プロテインの摂取にも向いているタイミングです。
同時に水分補給も重要です。
水分が不足すると老廃物を体外に排出しにくくなります。
この時にさらに水分不足な状態が起きるため、入浴後には必ず水分をとらなければいけません。
ただし、いきなり冷たい水分を補給してしまうとダメージを受けることが予想されるので、常温のミネラルウォーターやビタミンが補給できるものにするのが大切です。
スポーツドリンクなどでもいいでしょう。